はじめまして!
2012年4月に仲間入りした作業療法科教員中村めぐみです。
今回は学外での私たち教員の活動(学び)報告をさせていただきます。
私の取得している国家資格である、作業療法士には京都府作業療法士協会、日本作業療法士協会、アジア、ヨーロッパ、そして世界の協会があります。
それぞれの協会で研究報告を行っています。いわばピアノ発表会などと同じようなものですね。
そんな作業療法士のヨーロッパでの発表会に参加してきましたので、その様子を京都医健ブログをお借りして紹介させていただきます。
ヨーロッパ作業療法学会(COTEC2012)は5/24より4日間、スウェーデンの首都ストックホルムで開催されました。
5月のストックホルムは花盛りのさわやかな陽気に包まれていました。道行く人の服装も足取りも軽やかです。
中央の女性二人はスウェーデンとアメリカの作業療法士です。学会終了後、乗り合わせた電車で喋って意気投合、ご飯を食べて観光をしていた時の写真です。
こんなに明るいのですが既に夜の八時になろうか、という頃です。
ちなみに初日には、こちらで開会のセレモニーがありました↓!
ここはどこでしょう?実はここで世界的に有名な式典が毎年開催され、日本人も表彰を受けています。私も教えられるまでわからなかったので、こちらの写真を紹介します。
こんな写真をニュースで見たことがありませんか?この黄色の矢印のところから写真を撮りました。(※写真は他のHPからお借りしました。http://redirect.congrex.com/iavsd09/socialprog.asp)
ここは12月にノーベル賞授賞式の晩さん会を行う会場、ストックホルム市庁舎「青の間」です。会場内は以外と小さめなのですが、天井はとても高く、歴史の重みを感じる素敵なホールでした。私達はワインとオードブルの立食形式で学会の開催を祝いました。
(市庁舎の外観)
そして学会はどんな感じかといいますと、口頭での発表や、
(アメリカの作業療法士の高齢者研究に関する報告)
大型のポスターを使う発表がいろいろな作業療法に関するテーマでなされていました。
(こちらもアメリカの大学院生のポスター発表)
学会は最初のプログラムが朝8:30から始まり、夕方5時まで続きます。昼食は(そして午後のお茶&おやつも)会場内で配られるので、まさしく4日間缶詰状態でした。
ですが、日々会場内をうろうろしているうちにたくさんの顔見知りができ、雑談で気分転換しながら楽しく見識を深めることができました。
同じ作業療法でも、それぞれの国や文化に合わせた関わり方や働き方があることを知り、他国のみならず自国の制度についても理解を深めることができました。
(左 シンガポールの作業療法士、中央 次回世界学会代表である冨岡先生、右 私)
私たち京都医健専門学校の建学の理念の一つに、「国際教育」があります。
海外実学研修を行い、国際的な感性を育む機会を提供しています。
教員である私たちも日々学びを忘れず、成長していきたいと思っています。一緒にがんばりましょうね。
(会場脇の歩道にて。ライラックの香りを初めて知りました。)