こんにちは
作業療法科教員中村めぐみです。
もう9月に入りましたが、まだ暑い日が続いていますね(゚ー゚;
先日、京都市内の地域包括支援センターという、
福祉や健康増進に関連した相談窓口で開催された
介護予防活動に参加してきました
テーマは「うどん作り」です
近隣に在住のご年配の方が自主的に運営されているサークル活動の一環で、
私もうどん作りマスター(?)として参加しました。
京都医健作業療法科1年生10名も見学実習として参加しました
その様子をご紹介します。
うどんを作る際に用意するものは塩、水、小麦粉 これだけです
まずは上の写真のようにしっかりと水と粉をなじませます
上は普通のうどん、下は抹茶粉を加えて抹茶うどんにしてみました(゚▽゚*)
きれいな生地に仕上がっています
ここからは、介護予防としての運動効果が期待される「足で踏む作業」です
残念ながら私も夢中になり、写真を撮り忘れてしまいました
ビニール袋に入れたうどんの生地を、新聞紙を敷いた床の上で
踏む→丸める→踏む→丸める・・・・・
という作業を5回繰り返しました
最高齢96歳の方も、みんなで椅子や机をもちながらせっせと踏みました
生地をビニール袋から出し、麺棒で伸ばします。
コシの強いうどんはなかなか伸びてくれません。。。
ここでも、立って、力を入れて生地を伸ばすという作業による運動の効果が見込めます
次は、うどんを切る作業です。厚さと幅の目安は4.5mm位です。
切ったうどんは1本ずつ丁寧に伸ばして、打ち粉を振っておきます。
そして茹でる作業ですたくさん入れすぎないのがコツです。7-10分弱で茹であがりますヽ(´▽`)/
抹茶うどんの鮮やかな緑色
参加者25名分のうどんを皆でせっせと
茹でては食べ、茹でては食べ、茹でては食べ…を繰り返しました。
ここでもまたもや食べるのに夢中になり、写真は撮れませんでした
うどんは驚くほどのコシがあり、味に違いもあってお腹いっぱいでもお箸が進みました
ゆっくりとおしゃべりを楽しみながらうどんを堪能しました
ここまでが作業療法科見学実習の一例を紹介させていただきました。
作業療法士はいろいろな作業活動に潜む訓練効果を引き出します
うどん作りでは、手で練る、切るといった普通の台所作業に加えて、
「足で踏む」という大きな身体活動を要します。そして、普段めったに行わない動作です。
加えて、身近な材料で驚きのおいしさと出会えます。
こういった意外性が人を惹きつけ、楽しませてくれるのだと思います。
こうした活動の企画・運営のお手伝いも私達作業療法士の得意とするところです。
学生の皆さんに、こうした活動に接することのできる実習をできるだけ提供していきたいと考えいています
(最後に:写真の撮影とブログへのアップロードを了承してくださった参加者の皆様、学生の皆様ありがとうございました!)