こんにちは
元プロ野球選手金本知憲氏の来校に
誰よりも心を躍らせていた入学事務局山本です
今回のブログは、5/12に開催した
20年以上も金本知憲氏をはじめ、多くトップアスリートのトレーニング指導に携わり、
京都医健の特別講師もしていただいている平岡洋二先生と
みなさまご存知の元プロ野球選手金本知憲氏の
スペシャル対談ブログです
(なかなかの長編になっております読み応えは十分です)
会場の都合や日程の都合で来られなかった人にも
「少しでもこの貴重なお話を伝えられたら」という思いで
今回はお伝えしていきます
当日は、高校生や高校の野球部顧問の先生・野球指導者
京都医健の在校生合わせて約170名ご参加いただきました∑(゚∇゚|||)
(熱気のあまり、今シーズン初めて冷房を入れました)
講演会は、2部構成で
第1部には、金本氏の現役時代を支えた平岡洋二先生(京都医健特別講師・トレーニングクラブアスリート代表)から
金本氏の現役時代の記録を使いながら、どのようなトレーニングに取り組み
連続フルイニング出場世界記録に代表される数々の記録が生まれたのかを解説(*゚▽゚)ノ
スライドショーでは、
広島カープ入団当初の金本氏のプロとしてはまだまだ細い体型が
平岡先生とトレーニングに取り組むことで、徐々に力強くなっていく様子が
はっきりと分かり、参加者の皆さんも食い入るように見つめていました
そして第2部、いよいよ金本知憲氏の講演会です
登場シーンには、割れんばかりの拍手で司会者の声が全く聞こえませんでした
講演会前半は、
〇プロ野球選手になるまでの高校や大学でのエピソード
〇広島東洋カープに入団後の苦悩の話
〇阪神タイガースへの移籍にまつわる星野仙一監督とのやりとりなど
赤裸々にお話していただきました。
そして、今までのトレーニングを振り返って思うことや
阪神時代に経験した手術の話やその後のリハビリの話をしていただきました。
また、最後にはトップアスリートを支える人に求めるものについてお話していただきました
「トレーニング効果が出てきたなと思ったのが3年目
理想の体ができたのは、トレーニングを始めて10年目」
「新聞には簡単に『手術』という言葉が出るが、
手術には体力をとても使うし、その後のリハビリの過酷さは
トレーニングとは比べ物にならない。
トレーニングよりも、リハビリは先、結果が見えない。
本当に辛いものだった。」
「良い先生、良いトレーナーの共通点は『気持ち』があった。
・親身になって、選手の話を聞いてくれる
・高い技術を持った先生ほど、貪欲に知識を得ようとする姿勢
やはり『気持ち』のある先生に診てもらえたおかげで
ここまでプレーを続けることができた。」
トレーニングを継続することの大切さ
トップアスリートにとってケガをして復帰するまでの
大変さやそのための努力
金本氏が感じたトップアスリートを支える人に必要な
「気持ち」の重要性
特に医療やトレーナーを志す参加者の方や
京都医健の在校生には、響いた言葉だったと思います
講演会後半の質疑応答では、
Q:平岡洋二先生はどういった存在でしたか?
A:トレーニングを始めたキッカケの存在です。
シーズン中のトレーニングはしんどくて、怠けたいところを
連絡をしてくれたりして、いつもトレーニングのキッカケを与えてくれました。
また、継続することの大切さを教えてくれた存在でした。
Q:実際に肩のケガに対してどのような治療をしましたか?
A:棘上筋のほぼ影も形がなくなるぐらいのケガでした。
何人もの名医と呼ばれる方に診てもらいましたが、
棘下筋の上部繊維を鍛えることで補えることが分かったのですが、
この上部繊維も肉離れの状況を引き起こしてしまっていたので
棘下筋の上部繊維を丁寧にケアをすることを一番に取り組んできました。
Q:140試合を出続けるために必要なことは?
A:しっかりとトレーニングを続けることと
しっかりと休息を取ることが同じように大切です。
また、食事もしっかりと取ることももちろん心がけて生活をしていました。
Q:これからトレーニングを始めようとしている人に伝えたいことは?
A:期間を決めて(半年間や1年間というスパンで)続けること。
すぐに結果を求めず、コツコツと続けることが大切だと思います。
Q:野球をしてきた中でこだわってきたことは?
A:監督の期待通り動ける選手になるということにこだわってきました。
守備固めや代走の必要のない選手になりたいと頑張ってきました。
等々
様々な角度からの質問にざっくばらんにお答えをしていただき、
また広島カープ時代からのチームメイトである新〇選手についての質問では、
大爆笑の回答をしていただき、
質疑応答の中で何度も笑いが起きるシーンもありました
すべての質問に、しっかりと答えていただき
随所に笑いも入れていただいて、本当に中身の濃い講演会だったと思います
そして、講演会終了後にはなんと
京都医健のトレーニングルームにて
テレビでも見た平岡洋二先生とのトレーニングを大公開
京都医健のトレーニングルームでも
何種類ものトレーニング姿を見せていただきましたし、
金本氏が自身の筋肉を魅せてくれるサービスも
参加者は、カメラ片手に必死で撮影を繰り返ししていました
京都医健のトレーニングルームは、
平岡洋二先生に監修をしていただいて完成しました
プロ仕様のマシンが所狭しと並んでいる京都医健トレーニングルームは
学生はもちろんのこと
アマチュアの方やプロの方にも使っていただいています
(コチラを参照)
また、普段は卒業生のトレーナーが常駐しており
常時、トレーニング指導を受けられる環境です
今回、金本氏も「こんなすごいトレーニングルームがあるとは」と
太鼓判を押していただきました(゚▽゚*)
色々な角度からのお話をしていただきましたが、
今回お話していただいた内容の多くは
「トップアスリート」というものに関わらず
いろんな場面や場所でヒントになる話だったと思います
また、貴重なトレーニング姿も公開していただけて
本当に目で見て、言葉を聞いて
色々な意味での「プロ」を体感できた講演会でした
そして、最後に
講演会実施にご協力いただいた
京都医健特別講師の平岡洋二先生と金本知憲氏
本当にありがとうございました
是非、京都医健の中から将来
こういったプロと関わるお仕事ができる職業人を育成していけるよう
教職員もさらなる努力をしていきたいと思います