みなさんこんにちは!
今回は、理学療法科教員磯部先生、スーダンブログです。
磯部先生は、現在京都医健を休職し、JICA(国際協力機構)の派遣で、アフリカのスーダンへ理学療法士として、色々な活動をされております。
先日一時帰国をされた際、京都医健にも顔を出しにきてくれました。
来年からは、京都医健に復職し、海外で学んだ経験を学生にフィードバックしていきます!
それでは、磯部先生からのメッセージです!
どうぞ!
アッサラームアレイクム!!
→アラビア語でこんにちは。直訳はあなたにも平安がありますように。
京都医健の皆さん、こんにちは。如何お過ごしでしょうか。「皆元気にしているかなー?」とスーダンで考えています。
スーダンに来て、早5か月。皆さんは、スーダンがどこにあるかご存知ですか?
最近ニュースを賑わしていたエジプトの下、アフリカ大陸の北西部に位置します。
派遣される前のスーダンのイメージは「人々が色とりどりの服を着て、太鼓を叩いて踊りまくっている!」いうものでしたが、ここはイスラム圏、どちらかというとアフリカでは大人しめの国です。
ラマダンという断食月も終わりました。
スーダンの人々は、日本人のように人に気を使います。
またグループで動くことが多いように感じます。
さらに、年のほとんどが夏のせいか、人々はのんびりしています。お茶の時間(しょっちゅう?)、朝ごはんの時間(なんと11時頃!)、お祈りの時間があり、仕事中も気づいたら皆どこかへ消えています(笑)
さて、本題です。私の配属先は国立義肢装具支援機構です。
毎日義足の必要な患者さんに理学療法や歩行訓練を提供しています。
職員同士は英語でも通じることがありますが、患者さんにはアラビアの単語をならべて話します。
切断の原因は、紛争よりも糖尿病や感染症によるものが多いです。また、スーダンの理学療法は始まったばかりで、国に5,6つの大学が数年前からできたという状況です。なので、理学療法は人々にも十分理解されていません。理学療法の啓発や切断の予防も含めて、今月末にはセミナーを開催します。また、糖尿病に関する意識調査も行っていて、その結果もすこし面白いものとなりそうです。
スーダンで調査をしているうちに、大学でも講義を機会に恵まれました。理学療法科の3年生に切断患者さんの理学療法を教えています。ひとつ質問すると、皆一斉に話すのでおもしろいです、それだけ意欲的な学生さんたちです。
セミナーの様子とアンケートの結果はまた次回にお知らせしますね。
7年ぶりの海外の現場ですが、自分には少し難しいなあと思うことも、やっておくと今後どこかで必ず役に立ちます。
また、日本人、日本の良さも再認識しました。
皆さんも将来一度は海外に行ってみてください。
お互い頑張りましょう。
では、マッサラーマ(さようなら)~~~
とメッセージを送ってもらいました!磯部先生頑張っていますね!!
みなさんも海外でも活躍できる理学療法士になれるよう、日々頑張っていきましょう!