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春の養生法

こんにちは。 鍼灸科の西川です!

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最近は日中は暑く、夜は寒くなるという不安定な気候ですね~。

 

この体調を崩しやすい季節、中国では自然の流れに従った生き方を行い、気持ちを和やかにして体調を保つ…という『養生法』というものがあるんです!!

 Photo_2 宇陀 又兵衛桜

 

そこで!ちょっと季節的には遅いですが約4000年前から中国で言われている『春の養生法』をご紹介したいと思います。

(医道の日本社:東洋医学の原典 黄帝内経素問訳注第一巻 四氣調神大論篇 第二 一部引用 

〝  三月 此れを発陳(はっちん)という  天地、ともに生じ万物以て栄える夜に臥せ、早(暁)に起き 広く庭を歩き被髪して、形を緩くし以て志を生ぜしむやし(生)のうて殺すること勿れ与(予)えて奪すること勿れ賞して罰すること勿れ此れ、春気の応にして(発)生(の力)を養う道なり之に逆らうときは則ち肝を傷め夏に寒変を為夏の成)長(の力)をうける者少なし ″

つまり 『春はすべての生命が冬に蓄えていたエネルギーを使って新しい芽を出す時期なので、その芽生えのエネルギーを邪魔しないように生活しましょう。日が暮れたら家で休み、朝は日が出ていない薄暗いうちから起きて適度に散歩などの運動を行い、束ねた髪の毛をほどいてゆったりした服を着て、気持ちをのびやかにし芽生えのエネルギーを助けてあげましょう。』ということなんですね~

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能勢妙見山 チューリップ

ちなみにこの『養生法』が守られないと、夏に体が冷えやすく、下痢や腸炎を起こしやすくなるいわれています。

 

現代の日本での生活状況ではかなり難しいと思います。中国の風土と日本の風土は違うので必ずしも同じことが起こるとも言えません。ですが、少しでも早寝早起きを心がけ適度な運動をすれ、より次の季節健康でいられるという事ではないでしょうか。

 

是非、実践してみてください!

 

ではまた~

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北 琵琶湖民家近くの水仙

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屏風岩公園 みつばつつじ

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