みなさん、こんにちは!
演劇が趣味(演じる方です)の社会福祉科教員の各務です
先週の土曜日、朝から良いお天気でしたが、1限目・2限目と続けての「相談援助演習」を行いました
社会福祉士養成課程のカリキュラムでは、この演習を通じて実践的な相談援助のスキルを身に付けることが求められています。
そして、そのためには、
「具体的な援助場面を想定した実技指導(ロールプレイング等)を中心とする演習形態により行うこと」(厚生労働省 社会・援護局)
とされています
社会福祉科では、より実践現場で通用する力を身に付けてもらおうと、
演劇の要素を活用した演習カリキュラムを組んでいます
第1段階では、即興演劇を活用し、自分自身のこと、そして自分と他人との関係における気づきを深めていきます。
第2段階の実践事例の作成、事例発表を経て、
第3段階では、グループごとに対人援助場面のシナリオを作成し、上演していきます。
今日はその第1段階の本格的な開始にあたり、
「自己の価値観と他者の価値観」を演習テーマに掲げました
【自分の価値観に基にディスカッションし、他人の価値観との違いを感じとるワーク】
「他人の価値観に触れ、新たな発見があった」「自分と違う意見の理由を聞き、共感できた」「その人の生きてきた歴史や負っている役割、体験などで価値観が変わっていくことを改めて感じた」など、
学生たちは自分の価値観にも他人の価値観にも真剣に向き合っていきます
ゲーム感覚で取り組めるワークでリラックスした後は、
【モノ語り】
真剣に相手の持ち物になって演じます
物を通じて「持ち主」の気持ちを知ったり、「自分の人生」を振り返ったり、そして相談援助にとって重要な「寄り添う気持ち」「寄り添ってもらう気持ち」を体験しました。
【「話しかける側」「受け止める側」に分かれた即興演技】
「相手に理解してもらいやすい話し方」や「聴く力」の大切さを改めて感じました
「演技は初めて!」「難しいな」等と言いながら、いきいきと演じてくれた学生たち
多くのことを感じとってくれた様です
社会福祉科1期生の今後が楽しみです!