言語聴覚科教員の徳島大樹です
この4月より第一期生が卒業し、言語聴覚士としてデビューを果たしています。
そんな言語聴覚科の第一期卒業生の木下さんにインタビューをしましたので
皆さんにご紹介したいと思います
木下さんは今年の4月から市立奈良病院に言語聴覚士として勤務しています。
今は失語症の患者さんや嚥下障害の患者さんを中心に受け持っているとのことです。
すでに8名の患者さんを受けもっているようで、病院の戦力として活躍しています!
すごいですね~
臨床で患者さんの症状を正しく診ることは難しく、評価や訓練で迷うことも多いようで、
毎週のように学校の図書室に文献を調べにきています。
学校で木下さんから臨床の話をよく聞くのですが、学生が言語聴覚士として歩み出したことを実感し感慨深い気持ちになります。
卒業生が学校に来て、現状を話してくれると、安心しますしとても嬉しく思います。
では今からインタビューを始めます
Q.仕事の現状は?
A. 学校で勉強していたことも臨床では分からないことが多くて戸惑うことばかりです
日々が慌ただしくて、勉強したことが思い出せないことも多いです。
臨床1年目の私にも、言語聴覚士としての意見を求められたり、患者さんのことで相談
して頂くこともあり、1人前のセラピストとして認めて頂いていることを有難く思う反
面、もっと勉強しなくてはと日々感じています。
そんな時、職場の先輩が親切でいつも気にかけて頂いており本当にお世話になって
います。自分の至らないことに落ち込むこともありますが、職場の環境に助けて
頂きながら頑張っています。今は少しずつ知識と臨床がつながるようになってきました。
言語聴覚士の先輩だけでなく、医師、理学療法士、作業療法士、看護師など他職種方に
も大変お世話になり教わることが多いです。
職場外でもフットサルに誘って頂きを先生
方と楽しんでいます。仕事の息抜きになるだけでなく、コミュニケーションが深まる
ことも多くとても有意義な時間です。
Q.仕事のやりがいは?
自分が言語聴覚療法で関わることで、患者さんの声が大きくなったり、食事がムセなく
食べられるようになったりするなど反応をダイレクトに感じられることです。
また、患者さんやそのご家族からも訓練をして良くなってきたと言ってもらえることが励みになります。
Q.臨床でうれしかったエピソードは?
担当していた失語症の患者さんが、退院した後も病院でやっていた自主訓練を継続して頑張ってくれていたことです。
退院後病院にこられた際に、自分のことを覚えてくれていて、言語のリハビリはまたやりたいと言って頂けたとが嬉しかったです。
Q.卒業後クラスメイトとの関係は?
クラスメイトとは患者さんのことで分からない時に相談したり、勉強会の情報交換などを行っています。2年間同じ目標を目指して取り組んだ仲間と臨床現場の話をするのはとても刺激になり楽しいです。
今後も支え合える関係でいたいです。
Q.京都医健 後輩に一言メッセージ
私は、学校の図書室によく勉強に来ていますので国家試験勉強、実習や現場の話など経験から話せることであれば、皆さんにお伝えします。
先輩として協力できることがあればいつでもお声かけください。
Q.これから言語聴覚士を目指す方にメッセージ
言語聴覚士は人と関わる仕事なので大変ですが、患者さんから学ぶことも多いです。
私は、患者さんとのセラピー場面で、お仕事の話や趣味の話などをよくお聞きするのですが自分の知らないことも多く、患者さんとの会話を楽しみながら自分も成長させて頂いているように感じます。
人と関わることが好きな方には是非目指して頂きたいです。
学生時代から好奇心旺盛で、いつも笑顔で頑張っていた木下さんですが、臨床現場の話しをする木下さんの目は、キラキラしており今の充実ぶりが感じられました
患者さんに対する責任感や臨床家としての自覚が話の中から感じられとても頼もしいです。
木下さん、いつもいろいろ協力してくださり本当に有難うございます。
2期生、3期生の皆さんも勉強に追われる日々で、目標を見失いそうになることもあるかもしれませんが、目標を達成した先輩の話は励みになるのではないでしょうか?
京都医健の言語聴覚科は、
教員、卒業生、先輩、後輩、みんなで協力して学校内だけでなく卒業後も目指す目標を達成する為に一緒に頑張れる学科でありたいと思っています。
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