こんにちは! 鍼灸科の西川です
今日は、夏の「養生法」についてお話ししたいと思います
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「自然の流れにかなった生活法を行い、こころを和やかにしておくこと」
という意味で、3000年以上前からすでに実践されていたものなんです
本当に昔の方たちはよ~~く勉強されていたと強く感じます
以下がその「夏の養生法」になります
(東洋医学の原典 黄帝内経 素問訳注 第1巻 医道の日本社 家元 誠一著 より一部抜粋、改変)
「夏の三ヵ月は、草木が枝葉を伸ばして生い茂り、花咲き実る季節である。
この季節には暗くなったら身を休め、朝は暗いうちから起き出す。
太陽の光を嫌うことなく、気持ちを外に発散させることが重要である。
花が咲き誇るように、身体も心も充分に開放し、外に積極的に出る必要がある。
この生活法に反すると、秋に高熱を出すことがある。」
つまり簡単にいうと
「日の出日の入りに合わせて起床・就寝することが大事で、
京都の7~9月間の日の出の平均は午前5:00、
日の入りの平均は午後7:00となってます
ただ、現在は昔よりも気温が高くなってますし、
35度を超える日に積極的に外に出ると
熱中症にかかるリスクも高くなってしまいます。
そして日の出とともに起きることは可能ですが、
日の入りとともに寝るのはちょっと難しいですよね( ̄▽ ̄)
なので当たり前の事ですが、
あまり冷房の効きすぎた部屋に長時間いないようにし、
早寝早起きを心がけていれば秋に体調を崩しにくくなると思いますので
是非実践してみてください(これが意外に難しいかもしれませんね・・・笑)
名前に冬とついてますが、7~9月がおいしい時期の野菜です。
名前の由来は冷暗所に保存しておけば、冬まで貯蔵できることだそうです。
効能としては、身体にこもった余分な熱を冷ましたり(清熱)、水分を補ったりすること(生津)があり、
カリウム・リン・カルシウム・糖質・タンパク質・ビタミンB類などが豊富です
夏を代表する野菜ですね。
効能としては、体内の水分を増やし口の渇きを止める(生津止渇)、
胃腸の働きを高め消化を助ける(健胃消食)、身体にこもった余分な熱を冷まし暑気あたりを改善する(清熱消暑)があり、
リコピンやクエン酸、カリウムやカルシウム、ビタミンA・C、鉄分、ミネラルなどが豊富です。
※どちらも身体を冷やす食べ物なので、胃腸が弱っている方、冷えやすい方は控えめにしてください
調理例として、
出汁で煮込んだ冬瓜に海老のあんかけをかけて食べる
「冬瓜の海老あんかけ」なんておいしそうですね~(*^m^)
トマトはそのままサラダにしてもよいと思います