こんにちは! 鍼灸科西川です
毎度おなじみ、「養生法シリーズ」
今回は「冬の養生法」についてお話ししたいと思います
☆春の養生法→コチラ
~養生法とは?~
養生法とは、
「自然の流れにかなった生活法を行い、こころを和やかにしておくこと」
という意味で、3000年以上前から既に実践されていたものなんです
昔の方の発想はすごいですね
以下がその「冬の養生法」になります
(東洋医学の原典 黄帝内経 素問訳注 第1巻 医道の日本社 家元 誠一著 より一部抜粋、改変)
「冬の三ヵ月間は草は枯れ、虫は地に潜り、地面は氷に閉ざされる
この季節には、暗くなったら身を休め、
朝はゆっくり寝ていて必ず日が昇るのを待って起きる
身を伏せる様に、身を隠す様に、気持ちを消極的に控えめにする
隠し事があるように、身を引いて、表立ったことをしない
欲しいものがすでに手に入ったように、もう積極的な行動をしない
寒さに犯されて病まない様に、寒さを避けて衣服・室内を温かくする
激しく運動などをして汗をかき、陽気が抜け出すようなことはしない
これに反するようなことをすると、
腎が障害され、足腰が冷えて弱くなったり、脳卒中を引き起こす
さらには冬にエネルギーを蓄える事が出来ないので、春に体力が衰えてしまう」
冬は暗くなったらゆっくりと過ごし、朝は日がしっかりと昇ってから起床する
あまり活発に動きすぎず、
寒くならないよう衣服をしっかりと着込んで家の中も暖かくしておく
この生活法を行わないと、
足腰が冷えやすくなったり大きな病気にかかってしまうかもしれません
さらには春に体調を崩しやすくなってしまいます。。。。
という事なのです!
ちなみに1~3月の日の出の平均は6:00~7:00、
日の入りの平均は17:00~18:30となってます
なので、冬は朝はゆっくり目で起きて少し早めに家に帰り、
急に激しく動かないよう気を付けてください(゚m゚*)
そして「首(頸)」(手首・足首も含む)を冷やさないようしっかりと防寒してくださいね
東洋医学では「首」とつくところは重要なポイントとして考えてますので
頸の後ろにカイロを貼るのもいいかなと思います(低温火傷に注意)
発行人:吉森 新 発行所:東京カルチャーセンターより一部抜粋、改変)
ちなみに、「ラム」は生後1年未満の子羊の事で、
「マトン」は生後2年以上から7年位までのものをいいます。
ラムの方が独特の臭みは少ないです
腎を丈夫にして精力を高める、気を補い、血を養うなどがあります
西洋医学的には、
消化器の機能低下による食欲不振・腹部の膨満感(お腹が張った感じ)・
腰や膝のだるさ・長期の慢性病による体重減少・ヘルニア
・・・などに効果が期待できます
安全を考えて、熱がこもりやすい暑がりの人と、
妊婦さんは食べるのを控えた方がいいと思います
私はそのまま鉄板で焼く「ジンギスカン」が大好きです
個人的には、成吉思汗(ジンギスカン)たれに
大根おろしと七味を入れて食べるのがおすすめです
このブログを通じて、少しでも皆さんの健康のお役に立てれば幸いです
ではまた
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