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作業療法科の精神障害分野の授業にSST実践の授業協力

授業でSSTができて気分はウキウキ☆ 精神保健福祉科(認可申請中)設立準備室の鈴木です。

 

みなさん、SSTという言葉を聞いたことはありますか?

SSTとは、 “Social Skills Training”の略で、“社会生活技能訓練”と訳されています。

人が社会生活を営むには、就寝・起床、入浴や着替えなどの清潔保持、整理整頓、コミュニケーションなど、日常生活における技能や、コミュニケーション技能が必要となります。

 

例えば、「初めての人に挨拶するのが苦手」「電話で話をするときに緊張する」「もっと上手に自分の気持ちを伝えられるようになりたい」などなど、みなさんも「もっと○○したい、こうなりたい」という気持ちはあるのではないでしょうか。

医療・福祉の現場で、患者様や利用者様にそのような「こうなりたい」という想いに対して行われるようになった実践方法がSSTなのです。日本では精神保健領域において、いち早く導入されました。

 

SSTでは、想いを共有し、一緒に対策を練り、練習します。

 

今回は、11月から初めての長期実習を控えている作業療法科の学生さんたちの授業にお邪魔しました☆

『精神科では作業療法士は治療者として様々な治療的技術を身に付けなければなりませんが、今回のSSTにおいても自分たちの今実際に困っている事を通して体験をしてもらい、実習で治療者としてグループ運営をするというイメージを持ってもらいたいので』と作業療法科の先生からの協力依頼があり、精神科系学科教員3人で力を合わせて実施しました。

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3つのグループに分かれて学生さんにまずは体験してもらいました。最初はウォーミングアップで気持ちをほぐし、その後セッションに入ります。今回は初めての長期実習を前に、〔いろんな方々とコミュニケーションが取れるか〕、〔勉強の仕方はこれでよいのか〕といった話題が提供されたので、メンバーで取り上げることにしました。

 

はじめは緊張した様子でしたが、しかし、少しずつ和やかな雰囲気になっていき、

後半、教室は笑い声や拍手で満たされていました。

 

参加した学生さんからは、「普段、『褒める』ということを意識していなかったけど、褒められると悪い気はしませんでした」「自分の想いを話していいんだという安心感が得られました」「はじめは恥ずかしかったけど、楽しかったです」「同じ単語を使っていても、人によって使い方や意味合いが違うのがよく分かり、だからコミュニケーションを取っていかないといけないんだと分かりました!」と実体験から学んだようです。

 

SSTというセッションの中で、コミュニケーションの面白さを実感することができます。

作業療法科の学生さんも実習に向けて少しでも自信を持ってもらえたら嬉しく思います。

これからはじまる実習に向けて、作業療法科の先生はもちろん、教職員一同応援しています!

 

 

 

4月に新設予定の精神保健福祉科(認可申請中)では、資格の取得だけでなく、実践力の向上にもつながるカリキュラムを検討中です!

 

また、京都医健専門学校には国家資格系の学科が複数あります。今回のように様々な学科と交流できるのも本校の特徴です☆

 

「SST」「精神保健福祉士」「京都医健専門学校」…興味を持っていただけましたか?

 

興味を持った方は、まずは一度、ご相談を!!!

お問い合わせ先は→コチラ

 

精神保健福祉科設立準備室の鈴木でした。

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