こんにちは! 鍼灸科西川です
今日は「秋の養生法」についてお話ししたいと思います。
この養生法もシリーズものになってきましたね(笑)
~養生法とは?~
養生法とは、
「自然の流れにかなった生活法を行い、こころを和やかにしておくこと」
という意味で、3000年以上前からすでに実践されていたもの。
ん~。。。ロマンを感じられずにはいられませんね
以下がその「秋の養生法」になります
(東洋医学の原典 黄帝内経 素問訳注 第1巻 医道の日本社 家元 誠一著 より一部抜粋、改変)
「秋の三ヵ月は、草木は枝葉を落とし、
田畑は刈り取られ地上の景観は平坦となる。
この季節には夕方暗くなったら身を休め、朝は暗いうちから起き、
時を告げる鶏と一緒に起き出す。
心は安静に落ち着かせ、外の事に気を散らさないようにする。
この生活法に反すると、冬に下痢や腸炎を引き起こす。」
秋は日が落ちたらゆっくりと過ごし、朝は鶏と一緒に起きましょう
そして気持ちを穏やかに、あまり多くの事に気をに向けすぎないようにしましょう
冬は全てのものが静かに過ごす季節なので、
その冬に合わせるような生活を今から始めて行きましょう
この生活方法を行わないと、冬にお腹をこわしやすくなります
という事なのです!
その他には、秋は外気が乾燥する事から
呼吸器(肺や気管)にダメージをうけやすい季節ともされています。
ちなみに8~10月の日の出の平均は5:30~6:00、
日の入りの平均は17:30~18:00となってます
なので、秋はなるべく早起きをして早めに家に帰り、家族とゆっくり過ごしてください
そして乾燥対策をしっかりと行いましょう(加湿器・マスクなど)
最後に秋におすすめの食材をご紹介します!
(食材・生薬の知識 テキスト2 監修:国立北京中医薬大学 編集:株式会社エディポック
発行人:吉森 新 発行所:東京カルチャーセンターより一部抜粋、改変)
果肉は強い悪臭があり、素手で触ると皮膚炎をおこすのでご注意を
今は市販で実の販売もしてます。
効能としては、肺をととのえ喘息を解消する(斂肺定喘)、
炎症を止めて女性のおりものをおさえる(止帯)、
頻尿の改善(縮尿)などがあります。
そして銀杏は食べ過ぎると中毒を引き起こすことがあるので、
十分に加熱しかつ大人は1日10個、子供は1日5個までにしてください。
効能が強いので、お腹が弱い人や5歳以下の子供には与えない方が安全です
チャレンジ料理
~銀杏の巾着煮~
油抜きした油揚げに銀杏・サイコロ状に切った
ヤマイモ・ニンジン鶏卵を割りいれ、爪楊枝で口を閉じ、
だし汁・醤油・みりんで煮詰める。
ぜひお試しあれ(* ̄ー ̄*)!
ではまた~
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