こんにちは、作業療法科教員の重永です
先日、作業療法科2年生は生活環境論という授業で施設環境調査を行ってきました
場所は学校近くにある『京都芸術センター』です
まずは施設の方から建物の簡単な説明をしていただきました
その後は、車椅子利用者目線と視覚障がい者目線のグループに分かれて調査開始
車椅子グループは、昇降機の使用方法を施設職員の方に教えてもらい、
初めて操作を行いました
みんな昇降機に興味津々
視覚障がいの方の環境を調べるグループは「視野が狭くなっている方」や
「白内障で見えにくくなっている方」を体験できるゴーグルと白杖を使用して調査
ちょっとした段差でも初めての場所はドキドキ!
見えにくかったため緊張したそうです
階段昇降では、「段の境目が分かりくい!」「スロープだと傾斜が逆に怖い」など、
体験したからこそ生まれてくる感想が次々とありました
「段の境目がはっきりと分かるようにコントラストを付けることや段鼻に滑り止めをつけるなどしてみたらいいのでは?」という学生の意見に対して、
施設職員の方から「実際に白内障の方がその様な気持ちになられているとは気づいていなかったです。
ここは、高齢者の方も多く利用されるので参考になります」と、
学生の感じたこととその対策を褒めて頂きました
その他にも・・・
障がい者用のトイレ調査をしたり…
車椅子に座って鏡を見ようと思ったら、全く見えないことに気づいたり…
屋外でのスロープは雨の日は屋根がないので利用者には不便だと気づいたり…
エレベーターの入口の幅を調べたり
館内にある図書室を調査!
実際に障がいを持たれている方の体験をすることで日々の環境での
不便に気づくことができたようです
残りの講義では、今回体験したことをまとめ、その報告を施設の方に提出する予定です
これから学生がどのようにまとめてくれるのか重永はとても楽しみです!
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