みなさん、こんにちは
視能訓練科の金野（かねの）です
眼科にはたくさんの精密機器がありますが、検査に使うのは機械ばかりではありません
そこで今回は,眼科にある身近な道具の一つである遮閉版（しゃへいばん）を紹介します
一見何の変哲もない黒い板のようにみえますが、立派な検査道具なんですよ
この道具を使用して遮閉試験（しゃへいしけん）、カバーテストと呼ばれる検査を行います
この検査は、患者様の片目を遮閉版（しゃへいばん）で隠した後、
外した際に、目の前にある物体に隠していた片目の視点が向くことを利用して
眼球の動くスピードについて検査することができます
一見簡単そうにも見えますが、眼の動きを観察するのは熟練の技なんですよ
このように一見透明に見えるものもあります
しかし、これは使用している患者様からは何も見えなく、
検査を行っている視能訓練士が、
検査中に隠されている片目の眼位を確認することができるすぐれものなんです
遮閉版（しゃへいばん）は製品として売っているものもありますが、
入学した１年生は授業の際に自分で手作りします
学生さんたちは、愛着をもって遮閉試験（しゃへいしけん）の授業を行っています
視能訓練士をめざす皆さんには、まだまだ知ってもらい、触れてもらいたい
機械や検査道具がたくさんあります
今後もブログで紹介していきますので、
授業で実際に触れる日を楽しみにしていてくださいね(*ˊᗜˋ*)/
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