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理学療法科 スイスで活躍長谷川先生特別講義

こんにちは!理学療法科教員の久常です

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先日の、1020日(水)。理学療法科では「スイス リハビリテーションセンター バレンス」の理学療法士である長谷川淳先生をお招きし、2、3年生を対象とした特別講義を行いました。2年生、3年生併せて111名の学生が参加し、海外で活躍する理学療法士から学ばせていただこうという熱心な姿が見られました。

この日のテーマは、『肩の痛みと機能評価に対するクリニカルリーズニング』でした。

クリニカルリーズニングとは、患者の症状の訴えから病態を推測し、仮説に基づき適切な検査法を選択し評価をするものです。少し難しいですが、要は患者さんの痛みとは何なのかを明らかにすることなんです!

この日は、実際の症例を通してクリニカルニーズニングの実践をしていただきました。

本校理学療法科2年生の谷口裕樹君が野球の部活で痛めた肩を、長谷川先生に診ていただきました。

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授業は、仮説設定およびその検証法を学ぶものでしたが、仮説設定においては学生各々も、今まで修得した解剖学・運動学・生理学の知識を総動員して授業に参加し、「どの仮説、検査法をチョイスすればいいのか」を聞くだけの授業ではなく自分達で考えるという体験をしました。

2年生の講義を受けてのアンケートからは、「解剖学・運動学・生理学の重要さがわかった」「いろんな角度から仮説を立て、検証するくせをつけていきたい」「コミュニケーション能力の重要性が学べた」という声を聞くことができました。3年生からは「理由なく、治療をすることは当たり前だがいけないことなのだと再認識できた」「海外におけるリハビリテーションについて大変魅力を感じた」「基礎知識の復習をもっと徹底して行わなくてはいけないと危機感を持った」というような感想を聞くことができました。

学生は、長谷川先生が評価・治療を進めていく一連の流れのなかで、最初は関節の動きが悪かったのが、次第に動きが改善していく様を目の当たりにして驚きを隠せないようでした。

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特に3年生は、評価実習(1ヶ月の病院等実習)を間近に控え、先生の一挙手一投足を見逃すまいといった熱気すら感じられました。

出席した学生の共通の想いとしては、来年もまた長谷川先生の講義が受けたい、それまでにもっと正確に評価ができるようにしたいというもので良い刺激を受けました。学生の心の中では理学療法士になることへのモチベーションがさらに向上したように感じられました。

これからも、理学療法士のプロを目指し更にがんばっていきましょう!

長谷川先生ありがとうございました!

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