みなさんこんにちは!
ブログ初めて書きます!
三度の飯より四度目の飯が好き鍼灸科教員中島です。
先日、鳥取県鳥取市にある、野の花診療所・はりきゅう気楽堂で鍼灸師としてご活躍されている、竹中浩司先生をお迎えして特別講演を行いました。
今回は2部構成で、1部は小児鍼について、2部は緩和ケアについて講演していただきました。
1部 小児鍼をしよう!!
関西地方で盛んな鍼の施術方法で鍼を刺さずに、さすったり、つついたりして施術します。
刺さない鍼を使います。
小児鍼って??
こんな鍼です!!
コロコロ転がす「ローラー鍼」や銀杏の葉っぱみたいな「いちょう鍼」など、色々種類はあります。
爪楊枝を束ねたものもありますが、これは簡易用に!
①なにに効く??
疳(かん)のむし、食欲不振などなど
疳のむし??
赤ちゃんが、「キー、キー」言ったり、夜泣きしたりすることです(^^)
②やり方は??
竹中先生の手がブレてますが、手首をやわらかく使い、かな――――――
りソフトタッチで皮膚に鍼先が触れる感じで行い、皮膚が少しポ――っと赤くなるくらいまで行います。
③どこへ施術するの??
手・足~背部まで全身を行います。
症状によって、刺激の強さを変えていくそうです。
さぁ~練習
学生さんもディスポーザブル(単回使用)の小児鍼をもって練習しました!!
1日は技術の習得はできないですが、毎日の積み重ねが重要!!
毎日頑張って練習しましょう!!
こんな練習も…(笑)
竹中先生から個別指導~
2部 緩和ケアについて
野の花診療所について
①ホスピス診療所
野の花診療所はがんにかぎらず、死と向き合う人のために開かれた診療所です。できる限りの、生の希望の可能性を追うことと、人生を振り返り懐かしむことの、両方を成り立たせたいと思っています。
良い日々を過ごしたいと思っている人たちに、使用していただければ有難いと思います。
②在宅ホスピス
野の花診療所では、最期の日々を家で過ごすと決められた患者さん、家族を支えることを使命と考えています。家で過ごすためには、いくつかの問題を解きほぐさないといけませんが、大抵はやっていけることごとです。いっしょに工夫し、家での良い日々を作っていきませんか。私たちは〈在宅ホスピス運動〉と呼んでいます。「家でよかったな~」という声が一つでも多く、この町で聞かれることを願っています。
以上野の花診療所ホームページより
緩和ケアとは??
WHOは緩和ケアを次のように定義しています。
「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチである。」
以上公益財団法人 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団ホームページより
竹中先生は「野の花診療所」で様々な局面に遭遇され、鍼灸を通じ緩和ケア、クオリティー・オブ・ライフの向上に努められています。
ちなみに、竹中先生と当校鍼灸科学科長菊井は教員養成時代の同級生とのこと…
学生は、鍼灸の奥深さを改めて知り、さらに日々の勉強を頑張って行こうと気を引き締めていました!
竹中先生、ありがとうございました!